逆子（骨盤位）の治し方

逆子体操、外回転術、寝方を解説　お灸、カイロ、逆立ちなどの効果はあるの・・？

体操を行う妊婦さん

逆子の状態では帝王切開を選択するケースがほとんどです。ただ逆子ちゃんのママさんの多くは、できれば自然分娩を望んでいます。

そのような逆子でお悩みのママさんに、赤ちゃんを正常な位置に戻すための方法を今日はご紹介していきます。

それぞれにリスクが伴う可能性があると、ネットの情報で目にしますが、どれも大きなリスクに繋がることはありません。

逆子体操や外回転術、特定の寝方、さらに逆子のお灸まで、産院のドクターや専門医、お灸であれば鍼灸師の指導のもとで行われるこれらの方法の安全性については、大きな問題になることに関してはノーリスクとしてお考えになっても大丈夫です。

逆子体操には胸膝法やブリッジ法があり、赤ちゃんが自然に回転するのを促すことが目的です。

外回転術はお腹の上から赤ちゃんを回す方法で、成功率は高いですが、多少の痛みなどが伴います。

特定の寝方は、赤ちゃんの位置に応じて左右どちらかに寝ることで、逆子の改善が期待できるとされています。

これらの方法については、産院の先生のアドバイスを仰ぎながら安全に試みてください。。

逆子体操には効果があるのでしょうか？

逆子体操は、自然に逆子を治す方法として知られていますが、その効果は医学的・科学的には証明されていないようです。ただ、逆子ちゃんがこの向きなら、このような体操は回りやすいよね・・、のような産科医としての経験則的なアドバイスなので、逆子体操がお辛くないようでしたら行ってください。

そして妊娠が進むにつれ、体操を行わなくても赤ちゃんが自然に頭位に戻ることもあります。

逆子体操には胸膝法とブリッジ法の2つの方法があります。胸膝法では、手足と顔を床につけてお尻を高く上げる姿勢をとります。一方、ブリッジ法では、仰向けになって腰の下にクッションを置きます。これらの体操は、赤ちゃんが骨盤内で回転しやすくなることを目的としています。

だたし、逆子体操の途中でお痛みや気分が悪くなるようでしたら、その体操が妊婦さんには適していない場合もあるため、注意なさってください。

外回転術については、お腹の上から赤ちゃんを回す方法です。外回転術を行っている産院はそれほど多くはないようです。宝塚市内であれば、山本駅近くの平野クリニックでは行われています。成功率は50%以上ですから、お試しになっても良いのではないでしょうか。

胎盤剥離や破水のリスクなどがある、とネット情報で目にされたかと思いますが、そのようなリスクがありそ逆子逆子ママさんには「外回転術」の案内はされてないと思いますので、「外回転術」をすすめられた逆子ちゃんママさんはご安心ください。

逆子を解消する寝方については、横向きに寝ることが良いとされています。赤ちゃんの背中がどちらにあるかによって、右側臥位や左側臥位で寝ることを言われたと思います。その際に逆子体操と組み合わせることで、より高い効果が期待できるとされています。

そして、ハリニックよこい鍼灸整体院でも行っている、お灸による逆子の矯正については、西洋医学ではエビデンスがないとされています。ただ「逆子のお灸をやめてください」と指導している産科もありませんので、お試しください。

東洋医学の学会でも一定の成功率が報告されています。逆子の原因とされる冷えを解消するために、逆子の鍼や逆子のお灸も選択肢の一つに加えてください。

カイロでお腹や足先を温めることによる逆子の解消については、こちらも医学的・科学的な証明はありません。ただ、冷えの解消は逆子の妊婦さんにとって有効です。ただし、低温火傷のリスクには十分に気をつけてください。