逆子をお灸と鍼でなおす。

安産祈願・子宝祈願で有名な宝塚市中山寺近くにある鍼灸整体院。

JR宝塚線中山寺駅から徒歩2分・阪急宝塚線中山観音駅から徒歩7分と近いので逆子で、逆子でお困りの妊婦さんも通いやすいです。

こんにちは ハリニックよこい鍼灸整体院の院長 横井です。

 

「逆子をお灸や鍼でなおす」の詳細ブログを書いてみました。

エコーの検査で赤ちゃんの成長を見るのは、妊娠中の大きな楽しみの一つです。

しかし、逆子と診断されると、多くの妊婦さんが不安を感じてしまいますよね。

でも安心してください。逆子を正常な位置に戻す方法は東洋医学にあるんです。特に「お灸」や「鍼」は逆子ちゃんをクルッと回ってくれる伝統的なアプローチとして知られています。最近では、逆子のお灸のために鍼灸院を訪れる妊婦さんが増えています。

今日は、この伝統的な東洋医学の「お灸」と「鍼」に焦点を当て、その効果を書いてみます。

逆子とは?

逆子とは、医学用語でいうと「骨盤位」といいます。

赤ちゃんのポジションが子宮内で頭が上向きに、お尻や足が下向きに位置している状態を指します。

多くの場合は、逆子ちゃんの状態からあたまが下になり、自然に正しい位置に戻りますが、そうでない場合は出産時のリスクが高まるため、帝王切開で出産することが一般的です。

実際には、約5%の妊婦が逆子の状態で出産しています。

逆子になる原因は?

逆子になる原因としては、骨盤が小さいや、胎児の成長がすこしだけゆっくりとか、羊水の過多などがあります。

しかし多くのケースは原因が特定できませんが、東洋医学の考えとしては、冷え性が子宮を緊張させる一因となると考えるので、半身浴、足湯、食事の改善によって体温が上がり、血の巡りがよくなることで、逆子ちゃんがなおってくれると考えています。

お灸や鍼で逆子はなおるの?

 

逆子をなおす方法にはいくつかあります。産科では逆子体操やマッサージ、外転回転術などが一般的です。

東洋医学の概念に基づく手段として「鍼やお灸」が知られています。全日本鍼灸学会の研究によると、鍼やお灸による逆子の矯正成功率は約89.9%に達し、母体や逆子ちゃんへのリスクも低いと報告されています。

また、逆子になりやすい原因としての「冷え」に対しても、鍼やお灸を冷え性さんへのツボに刺激することにより血流が改善され、足しが温まったり体温を上がります。これにより、逆子ちゃんが適切なポジションに回転しやすくなり、逆子が改善されると考えられています。

お灸で逆子をなおす方法とは?

 

「逆子をなおすためのお灸の材料はなんでしょうか・・・??」と、逆子ママさんに質問にさせてもらうことがよくあります。

答えは「ヨモギ」です。

和菓子などに食材としても使う「ヨモギ」という植物を乾燥・粉砕させた状態の物を「艾 もぐさ」と呼び、これをツボに置いて火をつけて、その温熱でツボを刺激し逆子ちゃんが回ってくれる効果を引き出します。

基本的なツボは「三陰交」と「至陰」

至陰は、足の小指の爪の外側にあり、下半身の冷えを取り除き、血行を良くすることで逆子ちゃんが回ってくれる効果が期待できます。足を温めることで、お腹もぬくもるので、ママの健康を保つ上でもたいへん重要です。

三陰交は、くるぶしの内側の頂点から指四本分上の位置にあります。特に女性の健康に関連することにオールマイティに効果は期待できます。

鍼で逆子をなおすやり方は?

 

逆子の鍼での施術は、逆子ちゃんママの体質や数周によって、最適なツボへ鍼の刺激をすることによて自律神経や免疫系を整えていきます。

その結果、お体の代謝や血の巡りをよくしていきます。鍼の施術といっても、痛みはほとんどありませんし、お腹に鍼をすることもありませんので、ご安心ください。

鍼の施術の方法としましては、鍼を刺してすぐに抜く「単刺 たんし」、5分から10分ほどツボに置いておく「置刺 ちしん」、そして鍼に微弱な電流を流す「パルス鍼」があります。

逆子ママさんのお身体のコンディションによって、逆子を改善するツボに鍼をしていき、赤ちゃんが正しい位置に回転するのを助けていくのです。

お灸は熱いの・・? 鍼は痛いの・・?

お灸は「熱いのかな・・?」 鍼は「痛くないのかな・・?」といった心配は、逆子ちゃんママからよくご質問されます。

実際のところ、初めて鍼灸院にお越しになると心配になるものです。私の院にお見えになった逆子ちゃんママの多くは、鍼灸やお灸は未経験者の方がほとんどです。

逆子のお灸や鍼を受けての感想は「熱さや痛みは感じるものの、一瞬「チクッ」という感覚で、ガマンできない熱さや痛みではない!!」と、おっやる方がほとんどです。

逆子のお灸や鍼にはどう通えば良いの?

逆子のお灸や鍼の通院間隔ですが、週に2回程度の通院間隔とお話しています。一概には言えませんが3〜6回の施術が目安です。

ただし、必ず逆子ちゃんが回ってくれるとはいえませんので、まずはお気軽な気持ちで「お試しの逆子のお灸体験施術」をお受けになることをお勧めします。

逆子のお灸や鍼はいつから受ければいいの?

妊娠中に行われる妊婦健診で逆子と診断されるのは、20週の後半のことが多いようです。まだその頃は自然に回ってくれることが多いので、30週くらいまでは様子を診ても良いと思います。

逆子のお灸や鍼の施術は、早めに始めるほど、逆子ちゃんが回ってくれる可能性が高まります。可能であればお早めのスタートをお勧めしております。

また、逆子のお灸や鍼で回ってくれたとしても、32週くらいまでは赤ちゃんが再びが元の逆子の位置に戻ってしまうこともあるため、フォローアップ施術をかねて、マタニティケアもお勧めしています。逆子のお灸と含めて最適な施術計画を立ていきましょう。

逆子のお灸は自宅でもできる・・?

 

逆子のお灸や鍼は少し怖いと感じる妊婦さんもいるかもしれません。お灸ならドラックストアでも販売してるので、ご自宅で自分でも試せるかもしれない・・・??。などと実際に「せんねん灸」などを使って、逆子のお灸をされる妊婦さんが以前来られたことがありました。

しかし、逆子のツボ「至陰」の位置を間違えたり、そもそも、どれくらいの温熱の刺激が良いのかおわかりでないので、効果がない可能性があります。

特に婦人科系に効果のある「三陰交」に「せんねん灸などの温灸」をして、低温やけどをなさった逆子ちゃんママが、何人もおられます。

それでも、ご自宅で「逆子のお灸」をなさる場合は慎重にされて、産婦人科の医師の許可を得た上でなさってください。

可能であれば、専門家である鍼灸師や鍼灸院での逆子のお灸の施術をお受けになることをお勧めします。

ハリニックよこい鍼灸整体院では、自宅でできるお灸をお渡ししています。なさる場合も、逆子のツボの位置に印をつけて、より逆子ちゃんが回ってくれるように分かりやすくご説明をしております。

逆子ちゃんが回ってもらうには、逆子のお灸とともに、逆子ママさんの生活習慣の見直しもとても重要です。足を冷やさないとか、お風呂に入るなどお身体を温めることもなさってくださいね。

逆子のお灸や鍼の効果は個人差があり、逆子のお灸の施術中に、赤ちゃんがよく動いていているとママさんがよくおっしゃいます。

逆子のお灸や鍼をしながら、お体の冷えや食事のバランス、ストレスなども気にしていき、日常生活の中で体を温めたり、下半身の冷えを気にしたり、バランスの良い食事を心がけたり、ストレスを管理や十分な睡眠時間もしっかりと取り入れることも逆子治療には大変効果的です。