東洋医学から考える逆子ちゃんのメカニズム

安産祈願・子宝祈願で有名な宝塚市中山寺近くにある鍼灸整体院。

JR宝塚線中山寺駅から徒歩2分・阪急宝塚線中山観音駅から徒歩7分と近いので、妊婦さん赤ちゃんとご一緒でも通いやすいです。

こんにちは ハリニックよこい鍼灸整体院の院長 横井です。

 

東洋医学が考える逆子ちゃんのメカニズム

逆子ちゃんとは

まずは、逆子ちゃんとはどんな状態なのか・・・??。多くの赤ちゃんは出産が近づいてくると、頭が下向きで足は上向きになってくるケースが一般的です。

逆子というのは、これが逆向きになっていることをいいます。お腹の中の赤ちゃんの頭が上向き、足が下向きになっている状態ですね。

この状態を逆子とよんでいます。

逆子ちゃんは妊娠30週前後の健診で言われることが多く、赤ちゃんが小さいほど回ってくれやすいので、早めに逆子のお灸などを始めてみましょう。出産直前まで逆子がなおる可能性はありますので、35週のママさんも諦めることはありません。ぜひご相談ください。

逆子の原因

次に逆子ちゃんになってしまう原因ですが、病院や産科での説明としては、今のところ原因不明とされています。

子宮の形だとか、羊水が多いのではないかなどいろいろと考えられますが、医学的には、はっきりした原因は分かってはいません。

ただ、これまで逆子のお灸で来院された方の傾向としては、夏でも足先が冷えている方や、寝不足気味の妊婦さんが多いように感じます。

 

東洋医学的な逆子

東洋医学の考えでも逆子ちゃんになる原因はいろいろあります。その中でもこれが一番だと思うのが『陰性の強い妊婦さんは逆子になりやすい』というのが、多くの逆子ちゃんママを診てきた個人的な考えです。

「陰性が強い」とはこのようなおカラダのコンディションの逆子ママさんです。

  • 冷え性さん
  • 冷たいものをよく食べる
  • むくみやすい
  • 寝不足気味
  • 甘いものが好き

もし心当たりがあるようでしたら、意識してみてくださいね。

甘いものや寝不足で逆子ちゃんになりやすい・・・?? のは説明が長くなりますので、いったんは横に置いておいて、わかりやすいのが冷えですね。これは、よく逆子ちゃんの原因として聞かれたことはあるかと思います。

ママのお身体は「頭寒足熱」のコンディション、頭は涼しく足は温かく過ごすのが、赤ちゃんにもっとも心地よい状態と思ってください。

そうは言っても、夏の頃の妊婦さんはカラダは熱く感じて、足下が冷えてしまうことに・・・。

「冷え・のぼせ」でなく「のぼせ・冷え」のお身体コンディションだと、上半身が熱かったり、下半身は冷えていたりと、「頭寒足熱」とは反対の状態になってしまいます。

そうなると、お腹の中の赤ちゃんが逆子ちゃんになりやすくなる、と考えるのが東洋医学の概念なんです。

そこで、逆子ちゃんのお灸は足先にある「至陰 しいん」にすると、逆子ママの足先が温まり、逆子ちゃんがクルッと回ってくれるようになる役目があるツボと言われています。

 

逆子ちゃんのなおし方

東洋医学の考えでの原因はいろいろあるので、それに沿って施術を進めていきます。ママのお身体がどうなると逆子ちゃんが回ってくれるのかを書いていきます。

キーワードは逆子ちゃんママのお身体を緩めるということです。

大事なポイントは下の3つです

  • アタマのストレスケアのツボに「ヘッドマッサージ」をして気分を緩めます
  • お灸で血の巡りをよくして赤ちゃんのお部屋の子宮を緩めます
  • 「ゆらゆら整体」でママのお身体を緩めます

この3つが逆子ちゃんが回ってくれるためにとても大切なので説明していきます。

「ヘッドマッサージ」で気分を緩めます

まず初めに「赤ちゃんは逆子だけど大丈夫なのか・・・??」「もしかしたら、あのときの私の過ごし方が悪かったのかしら・・?」と不安に思う逆子ちゃんママさんが多いと思います。

でも、あんまりにしすぎるとママの元気がでてきません。とは東洋医学の考えでは、エネルギーなのです。逆子ちゃんがになるあまり、ママのがなくなると逆子ちゃんが回ってくれるエネルギーも使えなくなってしまいます。

逆子ちゃんをになりすぎない、穏やかなマタニティライフを送れるように、逆子ちゃんママ向けの「ヘッドマッサージ」で、ご分を緩めていきます。

 

お灸で逆子ちゃんのお部屋を温めて緩めます

逆子のお灸をすることで、冷え気味のママの下半身が温まってきます。下半身の巡りが良くなったことで、特に赤ちゃんのお部屋である子宮などの血の巡りが良くなってきます。

そうなると、赤ちゃんのお部屋のカベが緩んでくるので、回りやすくなるスペースが作れるようになるので、逆子ちゃんがクルッと回ってくれるようになってきます。

 

ゆらゆら整体でお疲れのママのお身体を緩めていきます

体操を行う妊婦さん

妊娠30週を超えるころには、お腹が大きくなりママのお身体はお疲れがたまってきます。肩こりや背中から腰にかけての腰痛が辛いと、お腹の張りも強くなってしまいます。

そのようなお疲れママさんだと、逆子ちゃんを回す元気も出てきません。

「ゆらゆら整体」で、お身体の疲れやお腹の張りを緩めていきます。元気いっぱいなマタニティライフをサポートします。

 

 

 

至陰のお灸で「頭は下よ」と逆子ちゃんにお伝えします

ここからは逆子のお灸について説明していきます。

逆子のお灸で有名なのは、足の小指の爪の外側にある「至陰 しいん」です。

「至陰 しいん」への逆子ちゃんのお灸は、糸状灸(しじょうきゅう)といって糸のように細くて小さなお灸をします。熱くないとは言いませんが、熱いのはほんの2~3秒間の一瞬だけです。

他にも「三陰交 さんいんこう」というツボにもお灸をプラスして使うことで、より逆子ちゃんが回りやすくなるようにしていきます。

お灸をしていく数ですが、10コ前後のお灸をしていきます。

またご自宅でもできる温灸もお渡ししています。鍼灸院で受けてもらう逆子ちゃんのお灸より、かなりマイルドなお灸を来院なさるお日にち以外はご自宅で温灸をしてもらいます。

逆子でお悩みの妊婦さん、不安な思いをそのままにせずに東洋医学に頼ってみてはいかがでしょうか?。

逆子のお灸は、早ければ早いほど回ってくれるケースが多いです。
ぜひお早めにご相談ください。