「逆子はお灸でなおる」って本当・・・??○

安産祈願・子宝祈願で有名な宝塚市中山寺近くにある鍼灸整体院。

JR宝塚線中山寺駅から徒歩2分・阪急宝塚線中山観音駅から徒歩7分。逆子の妊婦さん・赤ちゃんとご一緒のママでも駅から近いので通いやすいです。

こんにちは ハリニックよこい鍼灸整体院の院長 横井です。

「逆子はお灸でなおる」って本当・・・??

 

ネットで逆子とお灸の情報を探すと「お灸で逆子がなおった」という話がよく出てきますよね。

「本当にお灸で逆子が治るの・・?」と疑問に思われる逆子ちゃんママもいらっしゃると思います。

そこで今日は、お灸が逆子にどう影響するのか、また自宅でお灸をする時のポイントや注意点などを書いていきます。

逆子とは・・・?

お灸による施術で逆子ちゃんがクルッと回ってくれるメカニズムについてご紹介します。

逆子ちゃん、つまり赤ちゃんがお腹の中で頭を上にしている状態を、医学的に「骨盤位」と呼ばれています。妊娠初期から中期にかけては、まだ赤ちゃんが小さく、子宮内にスペースがあるために頭が上に行ったり下に行ったりするため、逆子ちゃんの状態になることも少なくありません。

しかし、妊娠後期になると赤ちゃんが大きくなるので、子宮のスペースと赤ちゃんのサイズが同じくらいになるので姿勢が安定し始めます。

多くの赤ちゃんは頭を下にして「頭位」になりますが、妊娠30週の直前の妊婦健診で頭が上を向いている場合は「逆子」と診断されます。

お灸は古くから逆子ちゃんを回す施術として用いられており、足のツボを温めることで胎動を促し、子宮の筋緊張を和らげる効果があるとされています。

特に足の小指にある「至陰」というツボが逆子の解消にたいへん効果的で、お灸をすることで赤ちゃんがクルッと回ってくれる動きを促すツボとして、逆子を改善することが期待できます。

鍼灸院での逆子に対するアプローチ

ハリニックよこい鍼灸整体院など当院を含め、鍼灸専門で行っている鍼灸院では、逆子のお灸をしているところが多いと思います。

では、逆子ちゃんへのアプローチはハリニックよこい鍼灸整体院や、ほかの鍼灸院ではどのような施術をおこなっているのかご説明します。

 

・お灸で逆子のツボを温める

逆子を改善する施術は、お灸で逆子のツボを温めることが代表的に施術法です。逆子の改善に効果があるとされる「至陰」のツボに、直接お灸をしていきます。それに三陰交というツボにも鍼や温灸なども加えて、逆子ちゃんがより回ってくれる効果を高めることもあります。

至陰のツボは「逆子の特効穴」として伝統的に使われていて、お灸の刺激で逆子ちゃんの胎動を促すと経験的に知られています。

そして、三陰交のツボは、冷え性やむくみ、生理痛など女性の症状にオールマイティに効果的です。逆子ちゃんママにもお灸をすることで、下半身の血行が促進され、逆子の改善にも役立つとされています。

 

・骨盤のバランスを整える

妊娠後期になるとお腹が大きくなり、どうしても腰がそるような姿勢になるので、逆子になるリスクが高まると考えるケースもあります。

その場合は、ハリニックよこい鍼灸整体院では、逆子ママさん向けに骨盤矯正を行い、赤ちゃんが自由に動けるスペースを作るような施術も行います。

また、自宅での姿勢についても、猫背の姿勢を避けるアドバイスをお伝えしています。

 

・お腹周りを冷やさないようにアドバイス

東洋医学では「冷えは万病の元」と考え、特に妊娠中にお腹や下半身を冷やさないようにすることが、逆子の予防や、逆子の改善につながると考えます。

 

・ご自宅でも逆子のお灸をしてもらいます

自分でも逆子対策のお灸ができるように「せんねん灸」などの温灸をお渡ししています。我々がする専門家の「もぐさ」を使っての逆子のお灸ではなく、テープで貼るタイプの温灸で、逆子ちゃんママさんも簡単に安心して使用できます。

 

自宅でお灸をするポイント

自宅で逆子のお灸を行う場合は「至陰」と「三陰交」のツボにマジックで印を付けて温灸をしてもらっています。「三陰交のツボは足の内くるぶしに小指を当てた時に人差し指が触れる位置」にあります。お調べになると書かれていても、実際に分からないとおもいます。ハリニックよこい鍼灸整体院では、温灸をお渡しした際に印をつけるので、ツボを間違うことはありません。

特におすすめしたいのは、三陰交のツボは冷え性改善や血行促進に効果があり、温灸でじっくりと温めると冷え性や足のだるさ、むくみに効果があります。

 

・自分でお灸をする際の注意点

簡単にできるお灸でも、注意してもらいたいのは、お灸をしている時に熱いと感じたらすぐに取ってください。
熱さを我慢しすぎるとやけどのリスクがあります。

・部屋の換気も十分に
自宅でお灸をする際には、お灸の煙はお身体には害はありませんが、匂いが気になる方はお部屋の換気を十分になさってください。

 

やはり専門家を頼りましょう

逆子のお灸は自宅でもできますが、ツボの位置が不確かだと、逆子のお灸をしても効果が得られないことが考えられます。

逆子のお灸で使う代表的なツボは「至陰」と「三陰交」ですが、その正確な位置は個人差があるため、逆子のお灸の効果を高めるためには正確な取穴が重要です。

また、妊娠後期にはお腹が大きくなり、自分でお灸をするのが難しいこともあります。

 

・逆子で悩むママさんへ

病院で「逆子ですね・・・」といわれて驚かれたかと思います。

逆子の心配は一人で抱え込まず、専門家に相談することで安心も出来ますし、逆子のお灸や鍼の施術で解決することも多いです。

全日本鍼灸学会のデータによると、逆子ちゃんの多くがお灸や鍼で改善しています。

お灸や鍼・整体などでおカラダのコンディションを整え、元気な赤ちゃんに会える日を楽しみになるように、鍼灸院でのケアも検討してみてください。

・最後に

リラックスはママと赤ちゃんにとってとってもプラスにはたらきます。逆子はよくあることですが、明確な原因はまだ解明されていません。

だた、東洋医学の考えでは、お腹が冷えると子宮筋が緊張し、逆子になるリスクが高まるかもしれないと考えています。そして逆子ちゃんと心配になるあまり、それがストレスになり、冷えの原因となっているかもしれません。

東洋医学ではお悩みがあると体温を頭に集め、お腹を冷やすと言われています。西洋医学でも、ストレスが血管を収縮させ、冷えを引き起こすと考えられています。

逆子のお灸は体を内側から温め、リラクゼーション効果も、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。

ママさんがリラックスすると、お腹の中の赤ちゃんも快適で、逆子ちゃんがクルッと回ってくれる可能性が高まるので、お灸をお勧めします。