ヘルペス・帯状疱疹に対する東洋医学的なアプローチについて説明

ヘルペス・帯状疱疹に対する東洋医学的なアプローチについて説明

漢方では、口唇ヘルペスの症状(水疱や赤み)を「湿熱(しつねつ)」という体内の状態と捉えます。つまり、体内の余分な水分が熱を帯びてしまった状態なんですね。そこで東洋医学・鍼灸の考えでは、

  • 利水(りすい):余分な水分を取り除く
  • 清熱(せいねつ):体の熱を冷ます

といった作用を持つ漢方薬やツボが使われます。また、免疫力・抵抗力を高めて再発を防ぐことも重視されていて、体質改善を目的とした処方も行われるようです。

「体のバランスを整えて自然治癒力を高める」という東洋医学・鍼灸の健康に対しての方針そのものなんです。

 

東洋医学・鍼灸のツボ

口唇ヘルペスは「湿熱(しつねつ)」が原因とされるため、鍼灸では以下のようなツボを使って、熱を冷まし、余分な水分を排出し、免疫力を高めることを目指すよ。

おすすめのツボ

  • 合谷(ごうこく):手の甲にある万能ツボで、免疫力アップや炎症の緩和に効果的。
  • 曲池(きょくち):肘の外側にあり、体の熱を冷ます作用があるよ。
  • 陰陵泉(いんりょうせん):膝の内側にあり、体内の余分な水分を排出する利水のツボ。
  • 太渓(たいけい):足首の内側にあり、腎の働きを高めて体力や免疫力をサポート。

これらのツボを使って、ヘルペスや帯状疱疹の施術を行い、鍼灸・東洋医学の養生法の両方からアプローチすることで、再発予防にもつなげていきます。

水の流れを整えるように、体のバランスも整えていきましょう。